Discography

ジャケットイメージ

Cover Album

My Fair Melodies

2002.2.27 on sale
GNCL-1085/PICZ-1008 ¥2,100(税込)

  1. I FEEL THE EARTH MOVEWORDS and MUSIC BY CAROLE KING

    「空が落ちてくる」('71年)
    インディゴ初のカヴァーアルバムの1曲目を飾るのはこの曲です。キャロル・キングの名盤「タペストリー」から意外な曲を選んでみました。そして、それをさらに意外なアレンジで仕上げてくれた市川くん。例えて言うなら、フィルスペクターのウォール・オブ・サウンド的な感じでしょうか。日本だとナイアガラ的?みたいな。ハンドカスタネットも鳴ってますし。なんと、この曲は歌を録る前から曲順の方が先に決まっていて、ドギマギしました。

  2. FEEL LIKE MAKIN' LOVEWORDS and MUSIC BY DANIELS GENE MAC / EUGENE B MCDANIELS

    ('75年)
    インディゴを結成するきっかけとなった思い出の曲です。オリジナルはロバータ・フラックですが、マリーナ・ショーやジョージ・ベンソンなどたくさんのアーティスト達がカヴァーしている名曲です。5年前に3人で作ったときはR&Bテイストが強かったけど、今作はブラジルに旅行へ行きませんか?みたいなアレンジに仕上げてみました。イントロのフルートや、間奏のバリトン・サックスなど「ビューティー」でお馴染みの正富一成氏のプレイが、オシャレ度を増してくれてます。そして、ライブでお馴染みの斉藤武志氏にも、パンディーロというブラジルのリズム楽器で参加してもらってます。

  3. LA-LA MEANS I LOVE YOUWORDS and MUSIC BY THOMAS RANDOLPH BELL / WILLIAM HART

    ('68年)
    全員一致でやりたかった、デルフォニックスの名曲です。ローラ・ニーロやスウイング・アウト・シスター、山下達郎さんなど、これもまた様々なアーティスト達に愛され続けている名曲です。この曲に関しては、アレンジはディレクターからシャーデーみたいにして!という指令がありました。やってみたらプラス、ベイビー・フェイスみたいになり、何故かケニーGも登場?みたいな。またしても、正富氏のソプラノサックスにほれぼれしちゃいます。歌はシャーデーのような色気は無いけど、得意の低域の声をお聴かせしてますので、じっくりとどうぞ。

  4. RAINY DAYS AND MONDAYSWORDS and MUSIC BY ROGERS NICHOLS / PAUL HAMILTON WILLIAMS

    「雨の日と月曜日は」('71年)
    ポール・ウィリアムスとロジャー・ニコルスが手掛けた数々の名曲の中で、私が一番やりたかった曲です。自分で言うのもなんですが、カレン・カーペンター若干20歳の頃のようなヴォイス・オブ・ハートの魅力を精一杯かもし出してみました。リチャード・カーペンターばりの市川くんのコーラスも素敵でしょう?16っぽく仕上げたのが、とってもかっこいいと思います。イントロのウインドチャイムにも注目してね。

  5. PERFECTWORDS and MUSIC BY MARK NEVIN / CASCIAN EDWARD

    ('88年)
    80年代でフェアーグラウンド・アトラクションは絶対外せない!という私の希望で、高木くんがアレンジしてくれた曲です。いろいろとジャムセッションをしながら出来上がりました。ライブでもお馴染みの星牧人氏にも参加してもらい、念願のウーリッツァー・レコーディングも実現し、フォーン・セクションも一人でやってのけたとは思えないほどの軽快さが伝わってきます。リッキー・リー・ジョーンズのようなリフもあって、一番ハデな曲に仕上がりました。

  6. L'AMOUR EST BLEUMUSIC BY ANDRE CHARLES JEAN POPP

    「恋は水色」('67年)
    その昔、ヴィッキーがユーロビジョンコンテストで歌ったこの曲は、後にポール・モーリアや、クロディーヌ・ロンジェなどによって歌い継がれてきました。そんな名曲「恋は水色」の3拍子バージョンは、なんとマスタリングの3日前に、ミックス中の市川くんが思いつきで作りました。9曲だと割り切れないし、なんだかイヤだな!という私のわがままから10曲になったのです。ごめんなさい!実は鳴っている楽器、すべてが私のもので、それを使ってすばらしい演奏をしてくれました。まるで16小節のラブソングのようなアレンジ。自慢のアコーディオンでは難しかったので、私が小学生の時に愛用していたピアニカが20年ぶりに蘇りました。

  7. DON'T GO BREAKING MY HEARTWORDS and MUSIC BY HAL DAVID / BURT F BACHARACH

    「私を悲しませないで」('67年)
    市川くんの希望で、前作「ポエティック・ビューティー」でも「ザ・ルック・オブ・ラブ」のインストをやりましたが、またしてもポップスの神様、バート・バカラックの名曲にトライです。ゴージャスでアダルトな雰囲気が、とってもカフェな感じでしょ?というわけで、聴いてもらえば分かりますが、イントロからかなり力が入ってます。

  8. LUKAWORDS and MUSIC BY SUZANNE VEGA

    ('84年)
    家でよく弾き語りをしていたので、是非今回のアルバムでもやりたかった、スザンヌ・ヴェガの名曲。重いテーマの曲なんですが、インディゴ風味に仕上げたら、こんなにかっこよくなりました。「リミッター」や「恋の女神」の感じです。後半から盛り上がってくる、コーラス・ワークにも注目してね。あと、私のシェーカーも。

  9. MY CHERIE AMOURWORDS and MUSIC BY SYLVIA ROSE MOY / HENRY COSBY

    ('69年)
    高木くんの希望で決まった、スティーヴィー・ワンダーの名曲です。この曲は、一番最初にトライしたんですが、初めてのデニムスタジオ以外でのレコーディングに少し戸惑いながらも、とてもいい作品に仕上がったと思います。イントロのフレーズは、インドの楽器シタールで奏でてみました。

  10. LOVIN' YOUWORDS and MUSIC BY MINNIE RIPERTON / RICHARD J RUDOLPH

    ('74年)
    アルバム最後を締めくくるのは、誰もが知っているミニー・リパートンの名曲です。一番ジャージーなアレンジとなりました。これも数知れぬアーティスト達がカヴァーしてますが、あまり泣きにならないように、トリオでシンプルにサクッとやりました。イメージは、昔のエブリシング・バット・ザ・ガールみたいな感じでしょうか。

ここまでで、35分とちょっと。皆さんが、どんな素敵な場所でこの曲達と一緒に過ごしてもらえるか、とっても楽しみにしています。珠玉の名曲達をインディゴ風味にアレンジした、このアルバムをどうぞ召し上がれ!インディゴのボーカル、田岡美樹でした。

KUNIEKAI

ジャケットイラスト:カンバラクニエさん
http://www.kuniekai.com